シアリスの使用方法と健康保険の適用について

シアリスは、わが国でも厚生労働省からの承認を受けて製造販売されているED治療薬の銘柄のひとつで、泌尿器科やED外来をもつようなクリニックに行けば処方してもらうことができます。シアリスはPDE5阻害剤とよばれる種類に含まれており、性器の平滑筋のなかのPDE5という酵素を阻害することで、平滑筋が緊張で収縮してしまうのを防ぎ、EDの症状があらわれないようにするのです。
シアリスの使用方法ですが、一般には有効成分が10ミリグラム入りの錠剤を、性行為をはじめる1時間前までに服用することになっており、それでも効果があまり得られず、しかもこれまでの経験上、副作用にも身体的に耐えられる見込みがある場合にかぎって、20ミリグラムまでは増量してもよいということになっています。ただし、使用方法における注意として、中程度の腎障害がある人は最高でも10ミリグラムまで、重度の腎障害がある人は5ミリグラムまでとされています。
EDを治療する目的でシアリスの処方を受ける場合には、残念ながら他の病気とは違って生命にただちに危険があったり、生活がいちじるしく困難になったりするものではありませんので、健康保険の適用がありません。健康保険の適用がない以上は、窓口での自己負担は10割ということになりますので、他の医薬品とくらべると、かなり高額になってしまうというデメリットがあります。
いっぽう、シアリスとまったく同じ有効成分が含まれているにもかかわらず、銘柄が違うだけで、処方の際に健康保険が適用されるという医薬品もあります。これは肺動脈性肺高血圧症や前立腺肥大症の治療薬として処方される場合で、生活の困難性を考慮して健康保険が適用される特別な例です。使用方法は口から飲むということでシアリスと変わりがありませんが、有効成分の量はEDよりも低めになっています。